CULTURE BANK講演内容の一部

CULTURE BANK講演内容の一部

以前行った三菱地所 micro FOOD & IDEA MARKETでの講演内容の一部を少しづつ公開しようと思います。

CULTURE BANK / カルチャーバンクには、メインコンセプトとして失って欲しくない文化資産や、情報を保護しようという目的がありますが、実は裏テーマがあります。これがプロジェクト名に「BANK」という言葉を付けたかった理由でもあるのです。

今回はこの辺りを少し語りたいと思います。

CULTURE BANK 裏テーマは銀行

みなさま、世の中にあるほとんどのモノって、買った瞬間(支払いを済ませた瞬間)価値は定価の10%~20%にまで下がってしまうことに気がついていましたでしょうか?ブランドもので運がいいと30%あたりなんです。

メルカリやヤフオクを利用したことのある方は経験があると思いますが、使ってもいないのに、モノの価値って物凄い下がる!

私は、商いを行う人間として、「買っていただいた方にできる限り損して欲しくない」そう思ってっています。お客様に損をさせない為には、製品の歴史、ストーリーだけでなく、価格などの販売履歴に至るまで徹底的に情報を残し、いつでも誰でもそれを遡ることができる環境を作ることが重要なのではないかと考えています。当然モノが良いというのは大前提です!

今現在、一般的に、売ってしまえば売り手の責任は終わり。情報は数ヶ月で削除されてしまい、その製品が何者なのか?は、時間とともに確認できなくなってしまいます。要は、価値の行方不明が起こります。
(ちなみに多くの企業は前年のものと比べて欲しくないのであえて消しています。)

そこでCULTURE BANKの仕組みでは販売機能の他に、下記のような機能を持たせることにしています。

1. メディアとして歴史や背景、製品の情報を蓄積&発信
2. 販売履歴は売り切れても、消去せずにサイトに蓄積

CULTURE BANK なぜバンクか?

このように、販売以外の情報蓄積機能をECサイトに持たせることで、購入後も製品価値の再確認をすることができる。これは価値の低下をおさえるだけでなく、タイミングによってはより高く転売できるチャンスさえ作り出すのではないかと考えています。
(当然ですが使用で痛んだ分は目減りします。) 

要は投資なのです。衣類や、装飾品など、少し消費財に近いものでも、見方を変えて投資的角度でモノを見るようにする。

家を購入するとなると、投資的視点で物件を見るので、買った後に70%になった〜とか凹んでいる人が良くいますね(笑)でも衣料品に比べたら、ずっとマシなのです。

衣料品や装飾品も見方を変えることで、文化資産保護につががり、資産の低下も防ぐ。情報蓄積と投資

ここまで説明するとなんとなく想像がついてくると思います。そう、これがプロジェクトに「BANK」という文字を入れた理由なんです。

続きはまだ近々かきます!

ブログに戻る